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【新日本】内藤哲也がザックに負けられない理由を熱弁 「お客さまのため」に〝最強外国人流出阻止〟

東スポWEB 2024年10月1日 5時3分

新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(42)が、〝最強外国人流出阻止〟の誓いを立てた。V2戦(14日、東京・両国国技館)で実現する「G1クライマックス」覇者ザック・セイバーJr.(37)との頂上対決は、来年1月4日東京ドーム大会のメインを占う重要な一戦。王者は自らに「負けられない理由」を課している。

内藤は9月29日神戸大会でグレート―O―カーンを退けV1に成功。この日は恒例の一夜明け会見…かと思いきや、なぜか団体が執り行わなかったため、本紙記者をファミレスに緊急招集した。

「単純にやる予定がなかったのか、それとも内藤が防衛したからなしにしたのか、どっちなんですかね。仮にオーカーンが初戴冠していたら、絶対に会見をやるべきですから」。団体の対応に立腹の内藤だったが、両国決戦ではザックとのV2戦が正式決定した。

「G1を優勝した自信と勢い、会場のザックへの期待感はすごく感じます。もしかしたら今回はザックがIWGPを戴冠する姿を見たいお客さまの方が多いのかもしれないですね」と危機感を募らせる。

新日本ではG1覇者が翌年1・4ドームでIWGP王者に挑戦してきたが、今年はザックの意向で年内に頂上決戦が実現。両国決戦は年間最大興行のメインを占う一戦となりそうだ。

そしてそれこそが、内藤が負けられない最大の理由でもある。「もちろん一番は自分自身のため。でも言ってしまえばザックを応援している日本のお客さまのため、新日本プロレスのためにも、俺がここで彼を止めなきゃいけないんじゃないかと」と腕をぶした。

近年の新日本で東京ドームのメインに立ったケニー・オメガ、ジェイ・ホワイト、ウィル・オスプレイの外国人選手は、全員が団体を去り米国・AEWに移籍している。

この状況を受け内藤は「みんな東京ドームのメインは目標の一つだったと思いますよ。目標を達成したら次のステージに進むというのは自然なことですから、ザックもそうなってしまう可能性はありますよね。でも日本で愛されている彼にはそうなってほしくはない。そのために、まだ目標はすべて達成させない方がいいんじゃないかと」と持論を展開した。

こよなく日本を愛するザックは2019年から定住し、最近は日本語のマイクアピールも定着している。それでも「素晴らしいことだと思うけど、不安がないわけではないですよ。ザックのように日本を愛している、新日本は俺のホームだと言ってきた外国人選手たちが何人いたかと。喜ばれそうなフレーズとして安易に使ってるんじゃないかという気がしないでもないかな」と完全には信用していない様子だ。

言いたいことを言い終えた内藤は「あれ、会社から電話だ…。やっぱり今日、会見があるのかも。外でかけ直してくるからちょっと待ってて」と退席。当然戻ってくることはなく、テーブルには伝票だけが残された。

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