俳優・稲垣吾郎(50)の主演舞台「No.9―不滅の旋律―」が、4年ぶりに幕を開けることが決定した。
同作はドイツの作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの苦悩の人生と創作の深層に迫った物語。2015年に初演、18年、20年以来4年ぶりの上演となる。
初演からベートーヴェンを演じる稲垣は「ベートーヴェンを演じていると、ふと自分と重なるような瞬間があり、もう一人の自分といるような感覚に陥ることがあります。回を重ねてもなお、つかみきれないところもまだまだあって、常にベートーヴェン像を追い求めている気がします」と役への思いを語った。
また4度目の上演に関して「今回も、ご一緒するキャストの方々と新たな『No.9』を作り上げていきたいと思っています。そして、緊張感のある序盤から『歓喜の歌』が響く終盤まで、お客さまと一体となってベートーヴェンという人物を動かし、物語を紡いでいくことを楽しみにしています」と意欲を見せた。
舞台は12月21日、東京・国際フォーラムを皮切りに、福岡・大阪・静岡で上演される。