スペイン１部レアル・マドリードのブラジル代表ＦＷビニシウス（２４）が、敵地に乗り込んだ２９日のアトレチコ・マドリード戦で、スペイン代表ＭＦコケ（３２）をののしった。
試合中にビニシウスは、ＤＦロビン・ルノルマンとの接触で倒れると、ファウルを求めるしぐさをみせたが流され、Ａマドリード主将から激しい口調で立つように促されて激高。すぐさま立ち上がると、コケの間近に迫った。
スペイン紙「マルカ」によると、ブラジル代表ＦＷは「お前には何もない、おまえには何もない、俺には（欧州）チャンピオンズリーグのタイトルが２つある」と言い、２本指でも示したという。その言葉を受け、コケらは皮肉を込めて拍手を送った。
ＡマドリードのＤＦホセ・ヒメネスから止められるも、収まりのつかないビニシウスは「お前は（ＣＬ決勝で）２敗、俺は２勝だ。もちろん、負けるのはお前がヘタだからだ。だから俺はこっちでプレーしている（ユニホームのエンブレムを指して）レアル・マドリードでな」と言い放ち、再びコケから皮肉の拍手が届いた。
すると、ＭＦジュード・ベリンガムが、〝落ち着け〟のジェスチャーを示し、ＭＦルカ・モドリッチはコケから離れるように促した。コケが挑発に乗らなかったことで乱闘に発展することはなかったが、ビニシウスは今後も何かをやらかしそうだ。