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南野陽子は「元祖ツンデレだと思う」劇作家・土田英生が楽屋での気配りエピソード明かす

東スポWEB 2024年10月1日 18時28分

女優の南野陽子と劇作家・土田英生が1日、兵庫県立芸術文化センターで舞台「神戸の湊、千年の交々」(12月7日)の取材会に出席した。

2022年、同センターは土田との企画で朗読劇「アネト」を上演し、好評を博した。その「神戸シリーズ」第2弾となる今回は、神戸港を舞台に「大輪田泊」と呼ばれていた奈良時代から、現代までの1000年間をオムニバス形式で描く。南野は俳優の大谷亮介と夫婦役を演じる。

土田と席を並べるのはドラマ「半沢直樹」の記者会見以来だという南野は「黒い衣装を最初用意していたんだけど、土田さんが黒だったら違う話になっちゃうと思ってピンクにしてみました」と配慮をにじませ、ドラマで共演したことが今回の公演につながったと明かした。

「その時がご縁で前回2年前の『アネト』って作品を作ってくださって、本当にいいお話を書いてくださって、感動したんで『ぜひ今度、お芝居でやりたいんだ』ってことで、そしたらちゃんと土田さんが書いてくださって、うれしい」と笑顔を見せた。

妻・足立佐知を演じるという南野は「本当に普通の日常をこつこつとこなす50代後半のおばちゃんです」と役柄を紹介し、土田は「南野さんは、気が強いととらえている世間の方が多いと思うんです。僕は(南野は)思った以上に細やかで他人に尽くす人だなって思ってるんです。南野陽子さんの優しい、そういう部分を役柄にした」と補足した。

土田は南野との楽屋でのエピソードを語った。「所々優しいんですよ。(半沢直樹のドラマ収録の)最終日に、ブックカバーを下さったんですよ。メークしてたら、(土田から少し離れた場所に)ポンと置いて(立ち去り)、自分のメークしててメークさんと韓流ドラマについてしゃべってる。多分、僕にいただけたんだと思ったんですけど、ちょっと遠い(場所に置かれた)んですよ。そしたら(南野が戸惑っている土田を察して)『ブックカバー』って言って、向こうむくんですよ。『あ、僕ですか』。『土田さんしかいないでしょ』って、だから内側は伝わってくるんですよ。照れ屋なところがあると思うんです。元祖ツンデレだと思う」と南野を評した。

それを受けて南野は「みんなに食べてもらおうと思って、差し入れを持って行っても、タイミングを見て、結果、渡せなくて持って帰るってことが多い」と明かしていた。

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