大相撲の大関琴桜（２６＝佐渡ヶ嶽）が、悲願の初優勝に向けて静かに闘志を燃やしている。
秋巡業が１日、東京・足立区の東京武道館でスタート。この日は朝稽古で相撲を取らなかった。８月の夏巡業中に腰痛を発症し、調整不足のまま臨んだ秋場所で８勝７敗に終わった。秋巡業が２７日（岡山・倉敷市）まで続くことを踏まえ「巡業は長いので。やる気がないから取らないわけではない。状態がよければやりますから。次こそできる時にやって、それまではしっかり体を作って準備はしているつもり」と説明した。
先月２９日には自身の大関昇進披露宴が開催され、関係者約１１００人が出席。「秋場所が終わって名簿確認とか忙しくて（先場所について）考えている暇もなかったけど、それは言い訳にならない。また本場所に向けて、元気をつけてやっていきたい」と気を引き締めた。