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麻倉未稀 ともにがん闘病…名曲「ヒーロー」競作だった葛城ユキさんとの〝意外な関係〟告白

東スポWEB 2024年10月1日 21時29分

歌手の麻倉未稀(64)が都内で1日、「ピンクリボンフェスティバル2024 オープニングナイト」を開催。往年のラグビー青春ドラマ「スクール☆ウォーズ」(1984~85年、TBS系)の主題歌で知られる代表曲「ヒーロー HOLDING OUT FOR A HERO」など5曲を熱唱した。

10月はピンクリボン月間。乳がん検診の早期受信を世界規模で呼び掛けている。乳がんサバイバーの麻倉は、自身の体験を詳細に語った。がんと分かり、病院から自宅へ帰るJR東海道線のグリーン車内で、公表すると決めたそのキッカケが「ヒーロー」。麻倉は当時の心境をこう振り返った。

「ちょっと待てよ。〝ヒーローって曲歌ってるなアタシ〟と思って。ヒーロー歌って『ヤ~みんな頑張れ~!』って言ってんのに、『ちょっとごめんなさい。頑張れない』なんて言えないな~って思って…」

「ヒーロー」はもともと、英歌手ボニー・タイラー(73)の楽曲で、84年公開映画「フットルース」の挿入歌。それを麻倉や葛城ユキらが日本語でカバーし、当時は競作だった。2人の「ヒーロー」は歌詞が異なるが、作詞はどちらも売野雅勇氏(73)で、麻倉バージョンは女性目線、葛城版は男性目線の歌詞だった。

その葛城さんは3年前、人間ドックでステージ4の原発性腹膜がんと分かり、一昨年に73歳で他界した。麻倉は、80年代当時からいろんな番組で葛城さん会う機会があり、16年ほど前には一緒にツアーを回って初めて同じステージに立ったという。

葛城さんががんだと知り、麻倉は啓蒙活動の仲間が作っているガーゼ帽子を送ったそう。「すごく柔らかいガーゼを使っているので、抗がん剤で髪がなくなった時にすごく肌にいいので。やっぱりミュージシャンだし、ピアノの絵が描いてあるガーゼ帽子をお送りしたらすごく気に入ってくださってて、『ずっとかぶってます』っていうふうにしてメッセージ来ました」

競作歌手は一線を引いているのかと思いきや、「いえいえいえ。ユキさんめちゃくちゃいい人なんで、人間的に素晴らしい方なので。先輩なんですけど、なんか先輩に気を使わせてしまってる私みたいな…だったりしました」と麻倉は明かした。

会場には元80年代アイドルの西村知美(53)がプライベートの私服で見に来ていた。

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