ＭＬＢがロッテ・佐々木朗希投手（２２）の獲得へ虎視眈々だ。
令和の怪物は１日の楽天戦（楽天モバイル）に先発し、９回を投げ切って１失点。５安打１０奪三振の好投で自身初となる１０勝に到達した。チームも３位でのＣＳ進出を決め、ヒーローインタビューでは「日本シリーズに行って日本一になれるように頑張ります」と力を込めた。
そんな右腕の投げっぷりをチェックするべく、バックネット裏にはメジャーのスカウト陣が集結。この日は米メディアの間で移籍先の〝本命〟と目されているドジャースのフリードマン編成本部長が自ら視察。佐々木を「素晴らしく才能がある投手であることは明らか」と評し「いろんな投手を見てきたが、彼は過去に米国に来た才能ある投手たちの仲間に入る人材だ」と断言した。
先月中旬にはレンジャーズのクリス・ヤングＧＭも来日。視察した９月１５日の西武戦（ベルーナ）では７回途中まで投げ、頭部死球を与えて危険球で退場となってしまったが、同ＧＭは帰国後に「（特定の選手への）コメントはできないが、素晴らしい訪問だった」と語っている。
佐々木本人は今オフの去就を口にしていないが、メジャーの各球団は幹部クラスが熱視線を送り〝臨戦態勢〟に入っている。