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石破新内閣が正式発足 人事&裏金問題で…自民内に渦巻く不安「挙党一致で党運営ができるのか…」

東スポWEB 2024年10月1日 23時14分

石破茂新内閣は1日、皇居で行われた総理大臣の親任式と閣僚の認証式を経て、正式に発足した。

初入閣の閣僚は13人、再任が2人、閣僚経験者の再入閣が4人。女性の入閣は阿部俊子文科相と三原じゅん子こども政策担当相の2人となった。自民党内では石破首相の閣僚人事に旧清和政策研究会(安倍派)出身の国会議員を起用しなかったことに「冷遇された」との声が上がった。

「総裁選で石破首相の推薦人なった20人のうち6人が閣僚に起用されている。最も多かった無派閥議員が10人、このうち2人は旧石破派(水月会)に所属していた。麻生派(志公会)と旧茂木派(平成研究会)、旧二階派(志帥会)からそれぞれ2人。旧岸田派(宏池会)、旧森山派は1人ずつ。安倍派のゼロは予想していたが、今後挙党一致で党運営ができるのか不安が残った」(自民党議員)

就任後初の会見で石破首相は、自身の内閣について「納得と共感内閣」と名付けた。あわせて9日に衆議院を解散し、衆院選を15日公示、27日投開票のスケジュールで行う方針を表明した。

「党内では裏金議員に対して選挙での公認を認めるが、比例での重複立候補を認めないプランが出ている。すでに裏金議員は処分が出ている。石破執行部は公認を出す条件として党本部宛てに『裏金問題の説明を尽くす』との書面を求めるらしいが…。公示まで2週間しかない中で、裏金議員の全員が書面を出すのか注目している」と同党議員は指摘した。

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