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【阪神】鉄腕・桐敷拓馬の凄さを石井大智が解説「一番いい球は、左バッターに対してのツーシーム」

東スポWEB 2024年10月2日 5時9分

阪神・桐敷拓馬投手(25)の〝無双化〟が進んでいる。

今季はここまで中継ぎとして3勝1敗、40ホールド、防御率1・79と大車輪の活躍を見せ、チームの勝利に貢献。9月29日のDeNA戦(甲子園)で2010年の久保田智之(一軍投手コーチ)以来となる70試合登板も達成した。シ烈な最優秀中継ぎ投手のタイトル争いも繰り広げており、1日時点でリーグトップの43ホールドポイント(ホールドと救援勝利の合計)を挙げ、2位の中日・松山に1ポイント差をつけている。

そんな大卒3年目左腕のすごさを〝石桐さん〟として、ともに中継ぎの一角を担う4年目右腕・石井大智投手(27)が力説する。

「僕の中で桐敷の一番いい球は、左バッターに対してのツーシームだと思っています。そこが決まれば、外のスライダーの幅も広がるし、フォークの高さも間違えないので」。さらに「桐敷はイジられキャラですが、自分からボケるタイプではないので、なんか難しいキャラクターだなと思いますね。つかみどころがない? いや、つかみどころはありますよ、腹の肉とか。冗談です(笑い)」とイジリつつも「技術的にすごいですし、見ていて勉強になる投球をしてるなと」と後輩からも学びを得ている。

チームは球団初の連覇を逃したもののリーグ2位を確定させ、本拠地・甲子園でCSファーストステージに臨む。石井は「マウンドに立つ前には打たれたらどうしようとか、不安もあります。でも、それは人間として仕方ないこと。僕は一番いい球場でやらせてもらえると思っているので、ファンの力を借りながら頑張りたいです」と言葉に力を込めた。

岡田虎を支える頼もしい左右のリリーフが躍動すれば〝日本一アレンパ〟も見えてきそうだ。

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