【女子ボートレーサー・インタビュー 川井萌(22=静岡)前編】
――8月の浜名湖GⅢオールレディースで待望の初V
川井 あんまり実感が湧いてないですね。優勝した後も心境は普通で変わってないです。
――決まり手は3コースからのまくり差し
川井 2号艇だったのがピット離れで遅れてしまって。その影響で1Mは冷静さに欠けてました。気付いたら1等だったという感じです。
――V戦メンバーは三浦永理や長嶋万記など格上選手が揃っていた
川井 エンジンが良かったので自分の実力ではないと思ってます。仕上がりは良かったですね。初戦は良くなかったけど、その節の2日前まで浜名湖で1節走っていたので、その時のように叩いたらしっかり反応があっていいエンジンになってくれました。前節の調整が生かせたかなと思います。
――GⅢオールレディースで優勝したことで来年8月に地元・浜名湖で開催されるPGⅠ「レディースチャンピオン」の出場権も手にした
川井 地元で出られるのがすごくうれしいです。GⅠは初めてなので雰囲気にのまれず頑張りたいと思います。浜名湖は一番乗りやすいし、いつも練習してるから走りやすい。ずっと出たかった大会なのでそこに向けてやっていきたいと思います。
――2024年浜名湖のフレッシュルーキーにも選ばれている。地元への思いは
川井 たくさん斡旋されているので、そこで結果が出せるように頑張りたい。いつもよくしてもらってるので、浜名湖では気合入ってます。
――2025年適用勝率はA1初昇格ペースの6・30(9月30日時点)。好調の要因は
川井 夏場のペラ調整がつかめたのかなと思います。夏の方が調整が分かるので好きですね。それに最近はエンジンの抽選運も良かった気がします。
――今の目標は
川井 悪いエンジンでも調整をしっかり合わせて着実に予選突破できるようになりたいですね。今はエンジンがいい時しかいいレースができていないので…。エンジンが良くない時でも底上げさせてレースに挑めるようになりたいです。自分は調整がうまくいかなかったら成績も悪いままなので、あきらめないでしっかりやりたいです。