俳優の中村雅俊（７３）が２日、「芸能生活５０周年！人生という名の旅を、俺らしく。」と題したトークショーを都内で行った。
これは都の高齢者就活イベント「シニアしごとＥＸＰＯ」の一環として行ったもの。折しも中村は、前夜に放送されたテレビ朝日系「芸能人格付けチェック ３時間スペシャル」に、萬田久子とペアで「チーム 大御所俳優」として出演した。
司会者が「昨日のバラエティーでご活躍されてましたけども」と振ると、同世代の来場者たちも拍手。ただ７組中、中村らを含む５組が間違えまくり、「一流芸能人」から「映す価値なし」に格下げになり、画面から消えた。
「もう完璧にポンコツで…。前回やったときも１問しか当たんなかったし。今回もやりながら、もうヤケクソになってましたね」と中村は悔しそうに話した。
〝ガールズバンドのレジェンド〟ＳＨＯＷ―ＹＡと、平均年齢１０歳の小学生バンドの演奏を聴き分けるチェックを「絶対子供バンドは当たるだろうと思ってねぇ…。お子さんが演奏するやつをねぇ、〝絶対これが本物だ〟と思ったら全然ダメだったし」と振り返った。歌手としても活動する中村は、デビューから毎年やっている全国コンサートは１５００回を超える。
しまいには「そういうつもりで（番組を）つくってますから。つい乗っかっちゃてねぇ」と、制作サイドに乗せられたと主張。「いや～情けないスよね。言い訳するようですけどね、皆さん、ホントに難しいです。だって（２つのうちどっちが高級か当てる）食べるものでも、こんなチョッピリしか食べないスから」と文句をつけた。
若かりし頃、中村が先生役で主演し大ヒットした学園ドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」（日本テレビ系）には、格付けチェックＭＣ・浜田雅功の妻・小川菜摘（６１）が生徒役で出演していた。中村によれば、今回の格付けチェック出演に際し、小川からあおられたそう。
収録前には「先生、いよいよですね」、１日のＯＡ中は「やってますねぇ」、放送後は「リベンジですね」と、小川からメールが来たという。ただ中村本人はオンエアを見ておらず、「フリーズ状態で何かを見てた」「とぼけた顔をしてた」など周りからの情報しか入ってきていないため、最後は「楽しみにして見たいと思います」と語っていた。