卓球のWTTチャイナスマッシュ(北京)女子シングルス2回戦で伊藤美誠(23=スターツ)に敗れた中国出身の61歳、倪夏蓮(ニー・シャーリエン=ルクセンブルク)が涙で中国ファンに謝罪し話題となっている。
鉄人卓球選手として知られる倪。母国での試合とあって大声援が送られたが0―3で伊藤に敗れた。中国メディア「網易」などによると、試合後のインタビューで記者団に対し「私も、より良いプレーをして、彼女(伊藤)に勝ちたいと思っていました。多くの人も『勝って』と言ってくれた。私もそうしたいと思いました。でも残念ながら、倪おばあちゃんにはその力がなくてみんなを失望させてしまいました。ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」と涙を流した。
倪は伊藤との実力について「大きな差があるので、負けて当然。でも、もう1点取れるように頑張らないといけないと思います!」と語り、さらなる精進を誓った。
常に上を目指す大レジェンドのプレーに今後も注目が集まりそうだ。