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井上尚弥と対戦熱望のカシメロにプロモーターが〝最後通告〟「ラストチャンスと伝えた」

東スポWEB 2024年10月2日 19時34分

〝問題児〟の今後は? 元世界王者の渡嘉敷勝男氏、竹原慎二氏、畑山隆則氏によるユーチューブ「ぶっちゃけチャンネル」に、トレジャーボクシングプロモーションの伊藤雅雪CEOが出演。13日に神奈川・横浜武道館で開催する興行のメインで行われる元世界3階級制覇王者ジョンリル・カシメロ(フィリピン)とサウル・サンチェス(米国)のスーパーバンタム級10回戦について言及した。

かねてカシメロは、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)との対戦を熱望。ただ、昨年10月の小国以載戦は相手の負傷により引き分け。復活をアピールできず、井上戦の実現も大きく遠のいた。

伊藤氏は自らプロモートするカシメロについて「(契約は)3試合で一応、今回が最後。(今回の試合次第で)再契約しようかなと思ってます」とした上で「やっぱり才能はありますよ。練習とか見たりしますけど、人とは違うあれは持ってますね。タイミングとかもめちゃくちゃいい。ガッと集中してやらせた時のパワーはすごい」と潜在能力を高く評価する。

渡嘉敷氏は「あとはやっぱり実績だよね。皆が認める、有名なチャンピオンとやったとか、強いやつとやったという。井上チャンピオンも『じゃあ、やろうよ』ってなるよね。(井上陣営も)本当はやりたかったんだから。あんな試合(小国戦)になっちゃったから、ダメになっちゃっただけで」と井上戦実現の条件を挙げた。

畑山氏は「(カシメロは)結局、今になって、また井上チャンピオンのことをガーガー言って、あおってるわけじゃないですか。お前が(チャンスを)つぶしたんだろうって(笑い)。〝自爆〟なんだからさ」と厳しく指摘。竹原氏も「もったいないよね」とうなずいた。

その上で、伊藤氏は「(カシメロは)年も34、35になってきたんで。この1、2年が本当にラストチャンス。ただ、今は日本人がバンタムもスーパーバンタムもいい選手がすごく多いので。もちろん井上尚弥が目標ですけど、その前でそういう誰かと絡んでも…。中谷潤人、井上拓真とかが階級を上げる時の相手とか」と今後のプランを明かした。

今回のサンチェス戦に向けては、畑山氏が「(カシメロは)勢い的に衰えの傾向があるので。相手もかみ合う選手なので、いい試合になる可能性が高いし、スカッとね。このぐらいの選手、勝てないと話にならない」と叱咤激励。伊藤氏は「おっしゃる通り、これぐらいの選手は圧倒しないといけない。そこを見せられるか。この前(カシメロと)セブで会った時も『ラストチャンスだぞ』というのは伝えているので」と明かした。

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