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【ヤクルト】青木宣親「泣くよ!21年も野球やったんすよ…」涙に暮れた引退試合

東スポWEB 2024年10月2日 21時44分

ヤクルト・青木宣親外野手(42)が2日の広島戦(神宮)で21年間のプロ野球人生に幕を下ろした。

涙、涙の引退試合だった。「1番・中堅」で先発出場したが、涙腺は試合前から崩壊した。長男の始球式で捕手役を務めると涙があふれ、円陣では声出し役の主砲・村上が号泣。試合では2回の第2打席で芸術的な流し打ちを見せ、6回には二塁打を放ち、この日、2安打で日米通算2730安打とした。青木のために一丸となったチームは5―3で勝利。フル出場した青木はプロ野球人生最後となった2時間32分の舞台を全身で受け止めた。

試合後には引退セレモニーが行われ、同僚だったバレンティン、ダルビッシュ(パドレス)、イチロー氏からビデオメッセージが大型ビジョンで流され、青木の目は再び充血。村上から花束を受け取り、目は涙でうるんだ。そして、チームメートやファンに向けた最後のスピーチでは冒頭から声を震わせ、スタンドに残ってくれた広島ファンや家族たちにも感謝。終始泣きっぱなしだった青木は自ら「泣きますよ。泣くよ! 21年も野球やったんすよ。泣きますよ…」と〝ツッコミ〟を入れると場内は笑いと大きな拍手に包まれた。

最後は「いつも応援してくれたファン、本当に温かい声援をありがとうございました。そして自分が愛したこの球団をよろしくお願いします。また会いましょう。本当にありがとうございました」と締め、ナインたちに胴上げされて希代のヒットマンはバットを置いた。

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