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森喜朗元首相 鈴木宗男氏の激励会に病院から駆けつけ「これが最後かもしれない」

東スポWEB 2024年10月2日 22時4分

森喜朗元首相は2日、都内のホテルで開かれた鈴木宗男参院議員「叱咤激励する会」に出席。車いすに乗って壇上に上がると古巣・自民党について語った。

来賓として出席した森山裕幹事長、加藤勝信財務相、茂木敏充前幹事長らが見守るなか、森氏は宗男氏に支えられてマイクの前に立った。

まず総裁選で石破茂新総裁を選出されたことに「しばらく党内の混乱が続くと思います」と分析した上で、森山幹事長に触れ「党内を沈める役割をされるにはうってつけの人だ。党の混乱は一時的なことだ。しっかり自民党を立て直して、自民党をお支えいただければと思う」と評価した。

また、森氏はロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いてる問題に言及。これまで宗男氏と長年にわたりかかわり続けた日露問題を総裁選の主要テーマにした候補者がいなかったことには不満を示した。

「これだけのことになっているのに、日本の政治家は(両国の解決に向けて)手を上げない。総裁選でこれだけ候補者がいたのに、ロシア問題を語った候補者は誰もいなかった」

宗男氏は最後のスピーチで、森氏が都内の病院から駆けつけたことに感激した様子でこう語った。

「月、水、金は透析日なんです。本来は4時間や5時間の透析を受けて、3時間か4時間は休まなくてはいけないんです。(森氏の)お話のなかで『これが最後かもしれない』という表明がありました。森(元)総理は日々、命を削って闘っておられると思います。森先生の人情、男気を忘れてはいけない。人との出会いというものを私自身、森先生から教えられたと思っています」

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