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【広島】ああ終戦… 残り2試合は消化試合も秋山翔吾が挑む史上3人目の〝偉業〟

東スポWEB 2024年10月3日 5時5分

広島は2日のヤクルト戦(神宮)に3―5で敗れ、2年ぶりのBクラスが決定した。

3位・DeNAの試合結果を待つことなく、自ら敗れる形でCS進出の可能性が完全消滅。新井貴浩監督(47)は「あと2試合あるので全部終わってから振り返りたい」と球場を後にした。

9月は5勝20敗と大失速したが、10月に入ってもチーム状態が上向く気配はなく、残り2試合は4位が確定した中での消化試合となる。ただ、この男は今後は変わらぬプロフェッショナルな姿を披露するはずだ。ベテラン・秋山翔吾外野手(36)だ。「1番・中堅」で先発出場したこの日も2安打を記録し、今季157安打。セ1位の長岡(ヤクルト=161安打)とは4本差だ。

残り2試合はいずれもヤクルト戦。自らの打席で「H」ランプをどれだけ点灯させられるかで、セ・リーグ移籍後初めてとなるタイトル獲得を占うことになる。

西武時代の2015年にマークしたシーズン216安打は、現在でもNPB記録としてまばゆい輝きを放つ。最多安打のタイトルは通算4度(15、17、18、19年)獲得しているが、いずれもパ・リーグで得た勲章だ。

秋山は現状でセ3位。2位の近本(阪神=159安打)も抜き去る必要があるが、両リーグで最多安打のタイトルを獲得した選手は2人しかいない。張本勲氏が東映時代の1970年&72年と巨人在籍時の76年、内川聖一氏は横浜時代の08年とソフトバンク在籍時の12年に獲得している。

チームの順位は確定したが、鯉の安打製造機が挑むNPB史上3人目の偉業への挑戦はまだ終わっていない。

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