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【巨人】高梨雄平が振り返る阿部監督、坂本勇人、岡本和真〝男泣きの連鎖〟の衝撃

東スポWEB 2024年10月3日 5時5分

巨人が今季最終戦となった2日のDeNA戦(東京ドーム)に4―2で勝利。就任1年目となった阿部慎之助監督(45)のレギュラーシーズンを白星で締めくくった。

若き力で有終の美を飾った。休養のため坂本や丸らが不在の中でチャンスをもらったヤングGが躍動した。3回に佐々木の適時打で先制すると、続くオコエが3号2ランを放って3得点。6回には門脇にも適時打が飛び出して1点を追加した。投げては先発・山崎伊が7回途中2失点の好投で2年連続の2桁勝利。リーグ優勝決定後、最初で最後の本拠地での試合でチーム力を見せつけた。

試合後にグラウンド上でインタビューに応じた阿部監督は「勝って終われて本当に最高です。これからCSも始まりますが、ちょっと(人選を)迷うぐらいみんな頑張ってくれたのでいい試合だったと思います」と笑顔を見せた。

セの大混戦を勝ち抜いて9月28日の広島戦(マツダ)で4年ぶりのV奪回を決めたが、その際にチームにも衝撃を与えていたのが「男泣き」の連鎖だった。歓喜の瞬間から阿部監督をはじめ主将で主砲の岡本和、ベテランの坂本ら普段はあまり感情を表に出さない武骨な面々が人目もはばからず涙を流した。

この一戦の9回から2番手で登板し、守護神の大勢につないだ高梨は「阿部さんとか勇人さんとか和真とかが泣いているのを見て、うれし涙だとか、ホッとしたとかいろいろ理由はあると思うけど、自分はアレはすごいなと思いました」と振り返る。

さらに「あれだけいろいろな重いものを背負って戦って…の涙じゃないですか。自分はただ『イェーイ!』って感じの喜びだったけど、やっぱり『スターってこうなんだな』と。いろいろな形があると思うけど、うれし涙を流せるほどまだ自分は背負えてないのかなと。俺はモブだなって。すげえなって…」と気構えの違いにがく然としていた。

もちろん、高梨も緊迫した場面を何度も任せられてチームを救ってきた選手ではあるが、そんな男をもってしても畏敬の念を感じた「男たちの涙」。それぞれの思いを抱きながら、次のステージへ駒を進めていく。

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