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【F1】フェルスタッペンの苦戦で米国GPチケット爆売れ「勝てなくなって本当に伸びた」

東スポWEB 2024年10月3日 12時14分

F1の次戦、米国グランプリ(GP=テキサス州オースティン、決勝20日=日本時間同21日)の観戦チケットが〝ある理由〟で急激に販売が伸びている。

米スポーツ専門放送局「ESPN」は「フェルスタッペンの苦戦が、オースティンGPのチケット売り上げをけん引」と題して異例の事態を特集した。

「オースティン・サーキットの責任者であるボビー・エプスタイン氏によると、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がそれほど頻繁に勝利しなくなってから、米国GPのチケット売り上げが急増したという」と報道。同局によると、エプスタイン氏はこう明らかにした。

「このグランプリに向けて良い調子で来ていると思う。ただファンの視点から見ると、今年はここまで来るまでの道のりが少し違っていた。マックスが勝てなくなってから、競争が激しくなって、チケットの売り上げが本当に伸びたんだ」

昨季は15レースで優勝するなど圧倒的な速さで3連覇しているフェルスタッペンだが、今季は中盤以降にマシンの性能ダウンに伴って成績が急降下。6月のスペインGP以来、勝利から遠ざかる窮地に陥っている。

その間隙をぬって、マクラーレンのランド・ノリスが猛追。すでに製造者部門ではマクラーレンが逆転し、最も重要な個人タイトルでも52ポイント差まで縮めている。タイトル争いの行方が劇的な展開となったことで、ファンの関心が高まり、米国GPのチケット売り上げが〝爆増〟する現象が起きているのだ。

「だから私は、ファンや観客の皆さんに大いに感謝しているよ。彼らは本当に注目していて(タイトル争いの)知識があり、注意を払っている。そして、今シーズンがこのように形作られていくのを見るのは興奮するね」とエプスタイン氏。フェルスタッペンの低迷により皮肉にも、主催者にとってはウハウハの状況が生み出されているのだ。

米国GPは大きな盛り上がりを見せそうだ。

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