オランダ代表ＭＦフレンキー・デヨング（２７）が、スペイン１部バルセロナと来夏の退団で合意したと、オランダメディア「フットボール・トランスファー」が報じた。
２０２６年夏まで契約を残しているデヨングは、かねて退団の意思がないとの姿勢を示していたが、同メディアによると、１８００万ユーロ（約２９億円）にのぼる未払い給与の支払いによって退団の道が開けるという。新型コロナウイルス禍で、さらに悪化したクラブの財政を助けるため、多くの給与支払いを保留していた経緯があったとのことだ。
バルセロナにとっては財政負担の軽減はメリット。それだけに、同メディアは「この動きは、同クラブのより大きな財務戦略の一部と見られており、目玉選手獲得の扉を開く可能性がある」と指摘。かねてバルセロナが関心を寄せるノルウェー代表ＦＷエーリングブラウト・ハーランド（マンチェスター・シティー）やスウェーデン代表ＦＷビクトル・ギェケレシュ（スポルティング）の名前を挙げた。