ダルビッシュ有（３８）と松井裕樹（２８）両投手が所属するパドレスは２日（日本時間３日）に本拠地サンディゴで行われたワイルドカードシリーズ（ＷＣＳ）第２戦でブレーブスに５―４で勝ち、２連勝で２年ぶりに地区シリーズ（５試合制）に駒を進めた。大谷翔平（３０）と山本由伸（２５）両投手の所属するドジャースと戦う。
初回、１点を先制されたが、２回二死でヒガシオカの２戦連発となる２号ソロで同点。アラエスから３連打で二死満塁とすると４番マチャドが左翼線を破る勝ち越しの２点適時二塁打、続くメリルが中越えの２点適時三塁打を放ち、６連打で一挙に５点を挙げた。５回にソレア、８回にハリスの２ランで１点差とされるも９回に守護神スアレスが三者凡退。ペトコ・パークが歓喜に包まれた。
ダルビッシュはブルペンで待機していたが出番はなく、ゲームセットの瞬間、笑顔で松井ら投手陣らとハイタッチ。バッグを肩にかけてマウンドに駆けつけると、ナインと喜びを分かち合った。
地区シリーズはドジャー・スタジアムで５日（同６日）に開幕。ダルビッシュは第２戦の先発が予想され、すでに発表されている山本と日米通じて初の投げ合いが実現しそうだ。また、大谷とのポストシーズン初対戦も注目される。レギュラーシーズンでは３月２０日の韓国・ソウルでの開幕戦では１打席目が遊ゴロ、２打席目に右前打されて２打数１安打、今季初盗塁を許したが、４月１４日の敵地での２度目の対戦では空振り三振、三飛、空振り三振と圧倒した。ダルビッシュがねじ伏せるのか、大谷が特大弾を放つのか。目が離せない。