国民民主党の玉木雄一郎代表が3日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。石破茂首相の経済政策に対する方針に対し、皮肉を交えたメッセージを送った。
玉木氏は自身のアカウントで石破首相を「しかし、flip―flopping(変節)の名手である」と表現。
「アベノミクスをたびたび批判し、金融の正常化が必要だと主張していたのに、総理・総裁になった途端、『追加の利上げをするような環境にあるとは考えていない』と発言して円安を招き、株価上昇を導いている」と指摘し、かつて批判していた安倍政権時の経済政策を踏襲しようとしていることを指摘した。
その上で「『正しい変節』なので構わないが」と方針は否定しなかった玉木氏だが、「これまでの発言との整合性をどう考えているのか聞いてみたい。経済政策でもflip―floppingが遺憾無く発揮されている」とチクリ。
「アベノミクスの否定に走り過ぎるあまり、体系だった経済政策を考えてこなかったのだろう。残念ながらこれは一部の野党にも言える」と続け、明確な経済政策を打ち出せない議員が存在することを主張していた。
SNS上では玉木氏の発言に対し、「意見を変えるのはいいが、なぜかは論じていただきたい」と石破首相の説明不足を指摘する声や、「選挙が終わったらまた変えそう」といった政策の変化を危惧する声も寄せられていた。