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【日本代表】また〝ベンチ外招集〟で意味あるの? 「勝つ可能性を上げる」と森保監督

東スポWEB 2024年10月3日 17時5分

日本サッカー協会が3日、2026年北中米W杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(10日=日本時間11日、ジッダ)とオーストラリア戦(15日、埼玉)に向けて日本代表メンバー27人を発表した。

MF三笘薫(ブライトン)やMF伊東純也(スタッド・ランス)ら主力が順当に選出される中、MF大橋祐紀(ブラックバーン)が初選出。また、パリ五輪世代からMF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)が抜てきされた。

各選手の活躍に期待が高まる一方で、公式戦のベンチ入りメンバーは23人となっており、今回はそれよりも4人多い27人の招集となった。

前回9月の最終予選でも同じく27人が招集されており、その際の2試合ではGK大迫敬介(広島)、GK谷晃生(町田)、DF中山雄太(町田)、DF長友佑都(FC東京)、DF望月ヘンリー海輝(町田)、DF菅原由勢(サウサンプトン)、MF旗手怜央(セルティック)、FW細谷真大(柏)の8人が出場機会なしに終わった。長友、旗手、細谷などは2試合連続でベンチ外という憂き目にあった。

ベンチ外選手が4人出る編成に対しては、招集を疑問視する指摘も出ている。森保一監督はこの日の会見で、ベンチ外となる選手が出ても、あえて多めの人数を呼ぶ編成について説明した。

「バックアップを(活動の)スタートから完全に決めていることはなく、だいたいの構想はあるが、最終的にはコンディションを見て決める。リスク管理は必要」と強調。「試合に向けて、常に23人の選手にベンチ入りしてもらいながら勝つ可能性を上げることができている」とより多くの選手を手元に置いて状態の良い選手を見極めて起用できるメリットがあると指摘した。

また「試合の戦力としても、未来に向けての戦力アップも、間違いなく日本サッカーの今の勝利と、発展のためという考え方で招集をしている」と力説。多くのメンバーを招集することで新戦力を選ぶこともでき、将来を見据えたチーム強化の点からも重要との見解だ。

森保流の大所帯編成で、北中米W杯はもちろん、その先の代表チームも含めた長期的な強化につなげる構えだ。

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