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【ヤクルト】来季続投の高津監督「来年のこの頃は我々が主役」広島ファンに呼びかけ拍手喝采

東スポWEB 2024年10月3日 22時4分

セ5位のヤクルトは本拠地最終戦となった3日の広島戦(神宮)に2―5で敗れ、試合がなかった最下位・中日とのゲーム差がなくなった。

今季最終戦となる5日の広島戦(マツダ)を残し、62勝76敗4分けの借金14。高津臣吾監督(55)は2022年までリーグ2連覇を果たした一方、昨季からは2年連続でBクラスに沈む。すでに来季も指揮を執ることが決まっているが、試合後に行われたセレモニーではファンに成績不振を謝罪。その上で「しっかりと強いチーム、勝てるチーム、心と体の強いチームを目指してまた一から出直してきたいと思います」と再建にかける強い意気込みを語った。

前日2日の同戦で青木が引退し、この日は山崎が現役最後の試合に臨んだ。高津監督は左翼席で赤いユニホームを着る鯉党たちに向け「広島カープファンの皆さん、昨日のセレモニーもそうですけど、遅くまで残っていただきありがとうございました」と感謝を伝えた。その広島も9月に大失速して首位から一気にBクラスまで転落した。自分たち、そして相手のファンが置かれた心情は察するにあまりある中、高津監督は「非常に何て言っていいのか難しいですけど…。ぜひ来年のこの頃はわれわれが主役になっていましょう。1年間ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします」と呼びかけ、広島ファンからは割れんばかりの拍手が沸き起こった。

もちろん、最後は自分たちが主役がなるつもりだ。「今日10月3日で神宮球場公式戦は最後になってしまいました。やっぱり寂しいです。来年の今頃、われわれが中心となって満員のお客さんの前で素晴らしい野球をお見せできるようにこれからゼロから鍛え直してきたいと思っております。これからもぜひ温かいご声援をお願いしつつ簡単ではありますけど、今年の締めのあいさつとさせていただきます」。3年ぶりのV奪回へもう一度勝負をかける。

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