日本サッカー協会が3日、北中米W杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(10日=日本時間11日、ジッダ)とオーストラリア戦(15日、埼玉)に向けて日本代表メンバー27人を発表した。
MF三笘薫(ブライトン)やMF伊東純也(スタッド・ランス)ら主力が順当に選出される中、MF大橋祐紀(ブラックバーン)が初選出を果たした。
9月の2試合で計12得点無失点と圧倒的な強さを見せた森保ジャパン。だが武田氏は、今後世界の強豪国へと進化していくために〝注文〟を付ける。「代表では、泥臭い、エゴイストなストライカーがなかなか出てこない。9番(点取り屋のセンターFW)タイプがいないのはちょっと寂しいかな」と指摘。「世界に目を向けると、アルゼンチンとか南米も、スペインをはじめ欧州の強豪でも、そういう〝9番〟のストライカーが出てきてるでしょ」と本格派の点取り屋誕生を待望する。
これまでの日本代表で例えると「久保竜彦とか岡崎慎司みたいな、もう体ごと突っ込んでいくようなね。今は一生懸命、チームのためにハードワークしてという攻撃的な守備が求められる。それが現代サッカーだから、もちろん大事だけど、本当に大事なのは、点を取る、エゴイストな選手。それを期待しているんだ」と強調する。
「森保監督のように中盤出身の選手はハードワークを重視する面もあるだろう。一方で、FW出身の監督だったら〝点を取る〟選手から選ぶのかなと思う」と武田氏。そして「一発勝負だったら、俺ならFW大迫(勇也=神戸)を入れるかもしれない」と重要な場面で決定力のあるストライカーの招集を熱望した。
FW上田綺世(フェイエノールト)らの成長か、はたまた新星の登場か。真のエース誕生に期待したいところだ。