４年ぶりリーグＶを果たした巨人の阿部監督が３日、ナインに２日間の休養での最高のリフレッシュを求めた。
巨人は今季全日程が２日に終了。ＣＳファイナルＳ初戦は１６日と１０日間以上空くため、巨人全３１選手の登録抹消が公示された。
一軍は３、４日は完全休養日となったが、阿部監督は「最高の時間を過ごして、最高の準備を始められるようにしてほしい」とナインに訓示。歴史的な大混戦となり、１４１試合目でＶ争いを制した疲れを回復することを願った。
主力は痛みに耐えながら戦ってきた。自身初の全試合スタメン出場を果たした「不動の二塁」吉川は試合中に左脇腹を痛めたほか、帯状疱疹（ほうしん）の症状も出ている。
吉川本人は「大丈夫です」と気丈に話すが、休養によりどこまで回復できるかがＣＳ突破、日本一への道筋を大きく占う。
同じく全試合に４番スタメンで出場した岡本和も疲労が溜まっている。「決してリフレッシュ期間ではないです。ここから準備期間なんで、気持ちだけはしっかり持ってやりたい」と油断はなかった。
チームは５日からＣＳに向け全体練習を再開するが、丸々２日間の休養はナインにとっては７月の球宴期間以来。この時間をいかに有効に使うかが、１２年ぶり日本一へのカギを握りそうだ。