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【スターダム】中野たむ ワールド王座V2戦へ〝鈴季すず人形〟を作成「毎日しゃべりかけてる」

東スポWEB 2024年10月4日 5時5分

女子プロレス「スターダム」のワールド王者・中野たむが、V2戦(5日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で迎え撃つ鈴季すず(22)に非情通告だ。

これまでの前哨戦で激しい攻防を繰り広げてきた王者は「アイツは私をぶっ壊しに来てる…。正直、久しぶりに命の危険を感じました。だから私もちゃんと向き合って、完膚なきまでに叩きのめす。それがすずに対して私ができる唯一の償い」と拳を握った。

昨年11月の大阪大会で当時王者だった中野は、同年の「5★STAR GP」を制した鈴季の挑戦を受ける予定だった。だが、自身の負傷で王座戦は中止に。その後、鈴季は中野の返上で空位になった同王座の新王者決定戦で舞華に敗れ、王座取りを逃した。

中野は「すずに対して、タイトルマッチが流れてしまったこと、ベルトを巻くチャンスを潰してしまったこと、王者としてふがいないことをして申し訳ないって気持ちは本当なんです」とうつむく。ただし舞華に敗れた後、鈴季がタイトル戦線に絡めなかったことまで中野が責任を問われるのは違うと主張する。

「舞華に負けた後も何度も挑戦すればよかっただけ。人のせいにしている限り赤いベルトは巻けないよ。それはすずの中でも中途半端なプロレスをしてた自覚があるから、そういうことを言うんだと思う。そこが2度このベルトを巻いた私と、一度も巻けないすずとの違いだよ」と突き放した。

これまできつい言葉で鈴季をののしってきた一方で、王者として寄り添う心も持ち合わせている。今回の王座戦に向け、5時間をかけて「鈴季すず人形」を作成。さっそく人形をカバンから取り出し「すずに『私の気持ちをわかってない』って言われたので、この人形に毎日しゃべりかけてるんですよ。『つらかったよね。ごめんね』って言うと『ブス!』って言ってくるから、つい私も『うるせえ!』って…。こだわったところ? 顔のほくろです」と一方的に説明を始めた。

取材中も何やら人形と会話を交わしていた中野は「でも、すずの気持ちを100%理解することはできない。だって私が欠場してた時の気持ちもすずにはわからないでしょ? アイツが完全復活するためには、たむを倒して赤いベルトを取るしか道はない。でも、そんなこと今のすずにはできないだろうし、させない。必ずアイツの息の根を止めてやる」。情念の炎を燃やす赤の王者がV2戦で大爆発する。

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