卓球のＷＴＴチャイナスマッシュ（北京）女子シングルス３回戦で、伊藤美誠（２３＝スターツ）が韓国の金娜英（キム・ナヨン＝１９）に３―２で大逆転勝ちし、ベスト８入り。その強心臓ぶりが中国でも話題になっている。
金は２回戦で平野美宇（木下グループ）を下した強豪。伊藤は第１ゲームを１１―７で先制したが、第２、第３ゲームは金が奪取し追い込まれる。第４ゲームを１１―７で奪い返し、迎えた第５ゲーム。伊藤は勢いに乗る金に５―９とリードを広げられ大ピンチに。しかしそこからサーブと迫力満点のスマッシュを駆使し、圧巻の６連続ポイント。見事に逆転勝ちを収めた。準々決勝では世界ランク１位の孫穎莎（中国）と対戦する。
中国でも注目の大会とあって「伊藤が３―２で金に勝った」「孫穎莎の相手は伊藤美誠」がウェイボーでもトレンド入り。中国ネット上では「伊藤はすごい。６点追いつくなんて強心臓だ」「今日の試合で一番すばらしい試合だった」「本当に肝っ玉が強いわ」「伊藤は全然崩れなかった。孫穎莎との対戦が楽しみ」と、伊藤の本領発揮に感心する声が続いた。
孫との一戦も大注目となりそうだ。