女子プロレス「マリーゴールド」で、異例の公開計量を実施することがわかった。
7日の東京・後楽園ホール大会で行われるスーパーフライ級選手権では、王者の翔月なつみ(35)にビクトリア弓月(19)が挑戦する。同王座の挑戦資格は体重55キロ以下で、決戦前に浮上しているのが弓月の体重問題だ。
1日に行われた調印式では弓月が現在、56キロであることを告白。王座戦までに1キロ落とすことを約束しているが、疑心暗鬼の王者からは当日計量を求められていた。
取材に応じたロッシー小川代表は「試合前に公開計量をやります。もしそこでクリアできなかった場合は、30分後にもう一度再計量の場を設けます」と明かした。7日後楽園大会は午後6時30分試合開始のため、午後3~4時の間に計量を実施するという。
仮にチャンピオンの翔月がクリアできなかった場合は王座を剥奪の上、ノンタイトル戦で試合を開催。挑戦者の弓月が計量に失敗した場合は、同じくノンタイトルでのシングルマッチになる。ただし「計量に失敗したら罰金を科します」と小川代表は言う。
女子プロレス界では、1996年5月の「ジュニア・オールスター戦」(大田区)で行われたチャパリータASARI対植松寿絵のWWWA世界スーパーライト級王座決定戦で公開計量が実施された。以降も60キロ以下の挑戦制限があった同王座戦前に計量が実施された例がある。
小川代表は「格闘技界でも計量失敗が相次いでいるようですからね。ウチはしっかりやりますよ」と厳格な姿勢で臨むことを強調した。