ドジャースのムーキー・ベッツに対する米トーク番組司会者の発言が「ひどすぎる」とひんしゅくを買っている。パドレスとの地区シリーズを前にネット番組「ジミー・キンメルライブ」に出演したベッツだが、冒頭から大谷翔平の話題になり、キンメル氏がデリカシーを欠く発言を連発していく。
「あなたはドジャースに入団して信じられないほど素晴らしい選手で、もしかしたら史上最高のドジャースの選手になると思っていた。そして、日本からこの男、大谷が現れる。これは屈辱的な経験か?」と直球質問。ふだんから大谷へのリスペクトを忘れないベッツは「ええと…。もちろん僕はずっとナンバー1になろうと思ってやってきた。でもどれだけ頑張っても彼を超えられない」と正直に打ち明けた。
キンメル氏は「それは謙虚だね」と感心し、続けて「君は過去に30―30を達成している。これを達成した選手はほとんどいない。でも、彼は54―59です。彼より君の方が足が速いのでは? 並んで走ったら?」と失礼な質問を被せ、ベッツは「ノーチャンス。彼より速い人はいないだろう」と苦笑いするしかなかった。
左手骨折のケガに見舞われながら打率2割8分9厘、19本塁打、75打点と奮闘し、内外野もこなして地区優勝に貢献したベッツ。歯に衣着せぬ〝キンメル節〟とはいえ、視聴者からは「本場の大谷ハラスメントえぐすぎ」「大谷とベッツの仲を悪くしようとしてるんじゃないのか」「内心ベッツはうんざりしている」「スター選手なのにリスペクトのかけらもない」「大谷ファンもドン引きだわ」などと批判が続出している。