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堤聖也 井上拓真にリベンジ&世界奪取で後輩〝村神様〟に追いつく!?

東スポWEB 2024年10月4日 16時14分

ボクシング7大世界戦(13、14日、東京・有明アリーナ)1日目にWBA世界バンタム級王者・井上拓真(28=大橋)に挑戦する同級2位・堤聖也(28=角海老宝石)が4日、都内で公開練習を行った。九州学院高出身の堤は世界王座を奪取し、同校出身の〝村神様〟ことプロ野球ヤクルト・村上宗隆(24)に続いて母校の話題になることに色気を見せた。

拓真とは高校時代にアマチュアで敗れて以来12年ぶりの再戦となる堤。「大きな舞台で戦えるのはうれしい。リベンジの気持ちは強いですけど、今は井上拓真という強い選手と戦う、そこがシンプルに楽しみ」と心境を語った。

拓真の兄でスーパーバンタム級4団体統一王者の尚弥とWBOバンタム級王者の武居由樹の大橋ジム勢と世界戦を行った経験のあるジェーソン・モロニー(オーストラリア)らと112回のスパーリングを重ねて対策。作戦については「どういう展開になっても勝てばいい」と具体的には明かさなかったが、「全体的には拓真選手の方が上だけど、ボクシングは瞬間で展開が動く。その瞬間でどの部分でも上回ればコロッと展開がズレる。ズレたところを突くと崩れていく」とわずかなチャンスを逃さずものにしていく考えだ。

リベンジはもう一つある。堤は日本2022年6月に日本バンタム級王座を獲得したが、同年は村上が打撃三冠王を達成しており、「あの子がいるから僕が日本チャンピオンになっても九州学院はおとなしかった」と、母校の話題を持っていかれたことを振り返って苦笑。「彼がいる限り…。4団体統一ぐらいしたら並べるんじゃないかな」と、〝村上超え〟の困難さを口にした。

とはいえ、世界王座を奪取となれば、同校関係者にとって誇らしいこととなるのは間違いないだろう。ダブルのリベンジを成し遂げられるか。

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