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共産・田村智子委員長 石破首相の所信表明を糾弾「石破派にも裏金あった」「何が説明責任か」

東スポWEB 2024年10月4日 20時20分

日本共産党の田村智子委員長は4日、参議院本会議の終了後に開いた会見で、石破茂首相の所信表明演説の内容などについて言及した。

臨時国会の開会式で石破首相が所信表演説で訴えたことは、自民党の裏金問題で失われた政治に対する信頼回復だった。

しかし、野党席からは石破首相が、裏金事件に関係して党から処分を受けた自民党議員を次期衆院選で原則公認し、小選挙区と比例代表との重複立候補を認めるとの一部報道を受け「なぜ公認するんだ!」と激しい野次が飛んだ。

田村氏は「率直に言ってここまで自民党政治が劣化してしまっているのかという中身のなさだったと指摘しなければなりません」とピシャリ。

同党機関誌「しんぶん赤旗」は、日曜版(10月6日号)で「石破派も『裏金』」と伝えネット上で公開。石破首相が、かつて率いた自民党「水月会」(石破派)が、政治資金パーティーの収支を6年間で計140万円分を不記載にしていたとしている。

田村氏は「所信表明演説で)裏金議員1人ひとりに自分が向き合う、自分自身も向き合い『説明責任を果たす』と言われました」とした上で「私ども日本共産党は『しんぶん赤旗』で、すでに石破派の裏金を報道しています。石破派に裏金があったと。もうわかっていることですね。わかっていながら(所信表明で)一言もいわない。何が説明責任か。これらの問題は国会で堂々と論戦をやり抜いていきますが、代表質問だけでは足りません。裏金事件の責任はどうすのか、一問一答の予算委員会で審議が必要だと強調したいです」と訴えた。

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