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【広島】松田オーナーが新井貴浩監督の続投を明言 来季に向け〝長距離砲〟獲得に意欲

東スポWEB 2024年10月5日 5時5分

広島・松田元オーナー(73)が4日、報道陣の取材に応じ、新井貴浩監督(47)が就任3年目となる来季も続投する方向性であることを明言した。

就任2年目の新井政権は首位で9月を迎え、6年ぶりのリーグVも大いに期待されたが、9月以降はここまで6勝22敗と歴史的な大失速。9月1日時点で今季最大となる貯金14も蓄えながら全て吐き出して借金3となり、2年ぶりのBクラス・4位が確定。CS進出を逃した。

5日の今季最終戦となるヤクルト戦(マツダ)の1試合を残すのみとなっている中、松田オーナーは今季の新井鯉の戦いぶりについて「うまく選手を使い分けながら、9月まできたと思う。合間、合間に出る選手が活躍したのも良かった」とその手腕を評価。投手陣では高卒8年目のアドゥワが先発で能力を開花させ、自己最多タイの6勝を挙げるなど、適材適所のタクトで戦力を生かした点を評価した。

一方で、打撃面は4日現在、リーグ5位の412得点、12球団最少の52本塁打と深刻な得点力不足に苦しむ場面が多かった。特に今季、新たに獲得したシャイナー、レイノルズの2人の外国人助っ人が不調や故障で、すでに帰国。2人合わせて6打点とシーズンを待たずに契約解除になる〝誤算〟もあった。

松田オーナーは「私たち(フロント)の責任」と〝長距離砲〟ナシでの戦いを強いられた現場の苦悩を思いやった。すでに来季へむけ米国の駐米スカウトらと連携をとり、来季の新外国人選手獲得へ動き出しているという。

5日の最終戦以降に予定される新井監督が、松田オーナーの元を訪ねて行う「シーズン終了報告」の場が正式に要請&受諾が決定する場となる見込み。新井政権2年目にして初のBクラス転落の屈辱をバネに3年目の航海へと船出しそうだ。

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