Infoseek 楽天

ブレまくり石破首相に宮崎謙介氏ため息「らしさなくなった」「政治家ではなく評論家」

東スポWEB 2024年10月5日 6時9分

石破茂首相が4日、衆院本会議で就任後初の所信表明演説を行った。総裁選での発言とは打って変わった方針を次々と打ち出すことに、元衆院議員の宮崎謙介氏(43)は名前をもじり「まさに石破ブレる首相ですね」と評した。

石破首相をめぐっては当初の方針を変更し、早期の衆院解散(15日公示、27日投開票)を表明するなど発言のブレが指摘されている。

石破首相は所信表明演説で「ルールを守る、日本を守る、国民を守る、地方を守る、若者・女性の機会を守る」と5つの柱を打ち出した。一方でアジア版NATO構想、日米地位協定の改定、選択的夫婦別姓には言及しなかった。また次期衆院選で裏金議員を原則公認する方針であることを報じられ、石破首相が「ルールを守る」と口にすると「ルールを守れ!」とヤジが飛んだほどだ。

なぜこうも変わってしまったのか。宮崎氏は「安倍(晋三元首相)さんみたいに最大派閥を率いて、のし上がっていったわけじゃなくて、首相にならせてもらった人。やらせてもらってる。だからあっちの言うこと、こっちの言うこと全部聞かなきゃいけない」と指摘。危惧されていた党内基盤の弱さが早くも露呈した形だ。

結果的に持ち味だった正論も言えなくなり「石破さんらしさがなくなりましたね。残念ながら政治家じゃなくて評論家だった」とバッサリ。

党内には早くも諦めムードが広がる。宮崎氏は「ヤジもすごかったけど、(身内からの)拍手がなかった。所信表明演説ってもっと盛り上がるんですよ。全然沸いてなかった。議員仲間からも『落選したら相談乗ってね』って連絡が来たりしてますよ」と明かした。

宮崎氏は総裁選期間中、当選同期でパパ活不倫騒動で議員辞職した宮沢博行氏とともにコメンテーターとして引っ張りダコだった。その宮沢氏は次期衆院選静岡3区から立候補を表明。自身の政界再挑戦については「ないです」と否定していた。

この記事の関連ニュース