全日本プロレスの世界ジュニアヘビー級王座を保持する〝ミスター斉藤〟土井成樹(44)が、所属ユニット「斉藤ブラザーズ」からの追放危機におびえている。
もともと斉藤ブラザーズは双子の兄弟・ジュン&レイのタッグ名だったが、土井の母親の旧姓が「サイトウ」であることから5月に加入。7月には謎の覆面戦士・セニョール斉藤も加わり、4人のユニットとして活動している。
土井は「ここまで斉藤ブラザーズとして順調すぎるぐらい順調。自分が世界ジュニアを持っていて、ジュンとレイが世界タッグを持っていて、みんな防衛ロードを走っている感じ」と強調する。
だが、決して安穏としてはいられない。田村男児との世界ジュニアV4戦(12日、埼玉・行田)に向け「僕はユニットに入れてもらったという感じ。これで自分が世界ジュニアを落としてしまうと、早くも斉藤ブラザーズを追放されるかもしれない。当初の目的も(団体内の)全てのタイトルを手に入れるということで一致して、一緒にやっているので」と吐露。常に危機感を抱いているという。
世界ジュニアを防衛し続けると同時に、ユニットのために尽力することも忘れない。「とりあえずは防衛しつつ、まだ手に入れてない新しいタイトルをゲットしていけたら。3冠(ヘビー級王座)をジュンかレイに巻いてもらって、アジアタッグ王座をセニョールと取れたらベストだと思う」。まずは〝クビ回避〟のためV4戦に集中する。