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メッツ・千賀滉大 地区シリーズ第1戦先発へ「びっくりした」「自分の力を出すだけ」

東スポWEB 2024年10月5日 9時44分

60日間の負傷者リスト(IL)に入っていたメッツの千賀滉大投手(31)が、5日(日本時間6日)に敵地フィラデルフィアで行われるフィリーズとの地区シリーズ第1戦に先発する。カルロス・メンドーサ監督が練習日の4日(同5日)、インターネットでもライブ配信された記者会見で明かし、米メディアは一斉に千賀のサプライズ起用を報じた。

3月のキャンプ中に右肩を痛め、15日間の負傷者リスト(IL)に入ってメジャー2年目の開幕を迎えた千賀。7月にマイナーでのリハビリ登板を重ね、7月26日のブレーブス戦で復帰し、5回1/3を投げ2安打2失点(自責2)、奪三振9と好投し今季初勝利を挙げたが、今度は左ふくらはぎを痛めてしまい、結果的にこれが今季、メジャーの公式戦で投げた唯一の登板となる。

記者会見に応じた千賀は「言われた時、びっくりした気持ちもあったが、1年間、お前が行けるなら(いつでも使う)という言葉をずっともらっていたので、その言葉通り、自分の力を出すだけ。ホントにやるのが当たり前、やらなくちゃ、今日、言われた意味がない」と語った。また、千賀は自身の状態について「自分の中でいけるというラインがあるので、そのラインを越えたと思っている」。そのラインについて聞かれると即、「思いっきり投げられること、身体に不安がないこと」と説明した。

前日、ワイルドカードシリーズ第3戦で敗色濃厚の最終回、主砲アロンソが逆転3ラン本塁打を放ちブルワーズを退け、勢いに乗るメッツ。その試合を締めくくったリリーフ左腕のピーターソンは会見で千賀の第1戦先発について「驚いた」ものの「みんな彼が戻ってくることに興奮している」と話した。

ソフトバンク時代は幾度となく日本シリーズで開幕投手を務めた経験を持つ千賀は第1戦での球数について聞かれると「10球で終わり(と監督から言われた)なら10球だし、200球って言われたら200球(を投げる)、ただそれだけだと思う」と話し、会見場に笑いをもたらした。

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