【ロサンゼルス４日（日本時間５日発】米大リーグのプレーオフ（ＰＯ）は５日（日本時間６日）に地区シリーズ（５回戦制）が始まる。本拠地ロサンゼルスでパドレスと対戦するドジャースの大谷翔平投手（３０）が前日会見に臨み、メジャー７年目で初のＰＯに臨む心境を明かした。
高揚感が全身から伝わってきた。胴上げ投手になった昨春のＷＢＣなどで大舞台を経験しているが、ポストシーズンは初めて。「ちょっとそこに関してはまたＷＢＣと違うのかなと思いますし。１週間ぐらい空いてるので、まずはその第１打席をしっかり大事にして入りたいなと思います」と待ちきれない様子だ。
対戦相手はダルビッシュ有投手、松井裕樹投手が所属する強豪パドレス。ナ・リーグ西地区３連覇を果たしたドジャースだが、今季の直接対決では５勝８敗と負け越した。「地区のライバルチームが相手っていう、もうみんなパドレスが相手だっていうのもあると思うので、今はみんな興奮してる状態じゃないかな、と思います」と力を込めた。
第２戦の先発が決まったダルビッシュとは、３月２０日の開幕戦（韓国ソウル）で２打数１安打も、４月１４日（同１５日）の２度目の対戦では３打数無安打２三振と完敗を喫した。「僕の小さい頃のやっぱりこう、スター選手というか、メジャーリーグの時もそうです。その前の日本でプレーしてる時もやっぱりずっと見て、テレビの中で見て、憧れていた選手の一人なので、そういう選手とやれるかもしれないっていうのは自分にとってすごく大きい」と特別な感情を明かし「由伸と投げるのを個人的には望んでましたけど、それは多分ないと思うので、自分が対戦した時にすごく楽しみに頑張りたいなと思います」と、再戦に胸を躍らせた。
最後に、ここ５日間の過ごし方を聞かれると「いつもよりゆっくりめに起きて、おいしいものを食べて、庭で遊んでって感じでした。はい。ハハハ」と笑いながら退席した。