来年９月に東京で開催される陸上の世界選手権で「スペシャルアンバサダー」に就任した俳優の織田裕二（５６）が、日本のエースに２００メートルへのススメを説いた。
５日に行われた日本陸連主催の「みんなでつなごうリレーフェスティバル２０２４」（東京・国立競技場）では、世界選手権での活躍が期待される選手たちがそろって登場。男子短距離のサニブラウン・ハキーム（東レ）は「今年は人生で一番悔しい結果だった。東京五輪はお客さんが入れなくてすごい寂しい大会だったので、地元のみなさんの前で走る経験を大切にしていきたい」と大一番に向けての抱負を述べた。
そんなサニブラウンに対し、織田はメダル獲得を熱望している。「今サニ選手に求めているのは」と切り出しつつ「１００メートルの練習ばかりしないで２００メートルもやってほしい。今まで見てきた真のチャンピオンは１００、２００メートルの両方を制して、リレーも（１位を）取っている。髪の毛もこんな色になっていることだし」とニヤリ。この日のサニブラウンは髪を金メダル風の色に染めていたことから、冗談を交えながら要望を伝えた。
これにはサニブラウンも「大人しく２００メートル走ります」と宣言した上で「自分も進化しているが、世界は毎年より前に行っている。それを超えるには努力が必要だし、本当に人生を捧げるぐらいまでやらないとやっぱり勝てない。１００メートルだけじゃなく２００メートル、リレーもあるので、全身全霊でこれから頑張っていければ」。来年は複数種目で躍動するサニブラウンの姿が見られそうだ。