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【陸上】田中希実が明かす世界陸上への思い「五輪よりも魅力的に映った」

東スポWEB 2024年10月5日 18時9分

陸上女子で五輪2大会連続出場の田中希実(ニューバランス)が、世界選手権への熱い思いを明かした。

東京五輪、パリ五輪など多くの国際大会を経験してきたが、2年に1回開催される世界選手権には特別な感情を抱いていたという。田中は「子供の時とかに将来の夢とかを聞かれた時にスポーツ全般をしている人は最初に五輪を挙げると思うが、私は子供の時は五輪を目指せるレベルではなかったし、高校の時から世界を意識し始めた時も、五輪というよりはあまのじゃくだったので、世界陸上の方が出てみたいなと思っていた」と当時を振り返る。

さらに田中の高校時代に、男子短距離のサニブラウン・ハキーム(東レ)が世界選手権に出場したことも転機となった。「ハキームさんが先輩として、同じ高校生として走られているのをテレビで見ていて、なんか世界陸上の方が温かみがあると言うか、陸上競技だけの本当のスペシャリストの集まりと考えた時に、五輪よりも世界陸上の方が魅力的に映った。私が初めて世界陸上に行った時もすごくうれしかった思い出があるし、2年に1回の短いスパンで訪れるので、自分の成長を感じられる特別な大会」と神妙に語った。

来年には東京で世界選手権が実施される。すでに1500&5000メートルで参加標準記録を突破している田中は、日本陸連主催の「みんなでつなごうリレーフェスティバル2024」(5日、東京・国立競技場)に出席。「パリ五輪は予選からスタジアムが満員だった。海外では予選からみんなレースを楽しみにしてるんだというのがすごく印象的だった。ぜひ初日から満員になったらいいな」と期待を寄せた。

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