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【スターダム】岩谷麻優 AEWトニー・ストームに辛勝でIWGP女子V7「いつでもどこでも待ってます」

東スポWEB 2024年10月5日 20時34分

新日本プロレスのIWGP女子王座を保持する「スターダム」岩谷麻優(31)が、米AEWからの刺客を辛くも退けた。

5日のスターダム愛知・ドルフィンズアリーナ大会で行われたV7戦では、元AEW世界女子王者の〝タイムレス〟トニー・ストーム(28)と対戦。岩谷にとって因縁の相手だ。

ワールド王者時代の2017年9月、トニーとのV1戦で左ヒジを脱臼。レフェリーストップで敗れ王座から陥落した。復帰後の18年4月に王者トニーに挑んだが、ベルト奪還を果たせなかった。

あの負傷から7年。同じ名古屋の地で因縁の相手と向き合った岩谷は、珍しく殺気立っていた。強烈なチョップからサッカーボールキック、踏みつけ攻撃を仕掛けると、容赦ない顔面へのドロップキックを発射。〝悪夢〟を振り払うかのように序盤から仕掛けた。

だが、AEWのトップ戦線で活躍するトニーは一筋縄ではいかない。フブキ・ラナ(リバース式ウラカン・ラナ)を阻止されランニングパワーボムでマットに叩きつけられ、王者は大ダメージを負ってしまう。

だが、ここから〝覚醒モード〟に突入。ゾンビのように立ち上がった岩谷はドラゴンスープレックス、ムーンサルトでたたみかける。15分過ぎにはストームゼロ(変型脳天杭打ち)3連発をしのいでみせた。

この日5発目のストームゼロでも3カウントは許さない。直後、トニーが串刺し攻撃を狙ったところを、かわした岩谷はコーナーから飛びつくドラゴンズ・レイ式フブキ・ラナを発射。電光石火の3カウントを奪った。

横たわったままマイクを握った岩谷は「これでリベンジができました。(7年前に)ケガでベルトを取られたけど、今日は麻優が勝ったぞ!」と、ようやく安堵の表情を浮かべた。

さらに最後の気力を振り絞って挑戦者に歩み寄り、「IWGPをかけて試合をすることができて良かった。ありがとう。日本中の、世界中のみなさんが、あなたのことをリスペクトしています。これからも何度もあなたとやりたい。今日はまぐれであなたに勝ったのかもしれない。また自分の実力であなたより上を目指すので、いつでもどこでも待ってます」と賛辞を贈った。

するとトニーも「ユーはベストなIWGPチャンピオン。リスペクトします。あなたのこと愛してる。麻優さん、ありがとう」と返答。2人は熱い抱擁を交わし、互いの健闘をたたえ合った。

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