新日本プロレス５日の埼玉・熊谷大会で、Ｇ１クライマックス覇者のザック・セイバーJr.（３７）がＩＷＧＰ世界ヘビー級王者の内藤哲也（４２）を不敵に挑発した。
ザックは１０月１４日両国大会で内藤に挑戦する。この日の大会では藤田晃生、さらに新メンバーの大岩陵平とトリオを結成し、内藤＆鷹木信悟＆ＢＵＳＨＩと６人タッグ戦で激突した。
過去に幾多の激闘を繰り広げ、互いに手の内を知り尽くす内藤と一進一退の攻防を展開したザックは、終盤にＢＵＳＨＩを孤立させて勝負に出る。大岩のラリアート、藤田のサッカーボールキックといった波状攻撃でアシストを受け、最後はセイバードライバー（旋回式変型ドライバー）で３カウントを奪ってみせた。
試合後のリング上では大岩、藤田と順番にマイクを回すと「今年の秋はもっと面白いよ。ザックの夏はまだ終わってないよ。そしてＴＭＤＫの夏はもうすぐ始まる」と日本語でアピール。最後は英語で「ＴＭＤＫは俺のチームだ。強き者はくじけない」と高らかに宣言した。
「ＴＭＤＫは止められない。俺たちは世界一のユニットなんだ。両国で次のチャプターが始まるぞ。内藤、お前の運命は両国で終わりだ。ゴメンネ」と新時代到来を予告したザック。Ｇ１初制覇の勢いそのままに、一気に頂点へ駆け上がる。