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【日本ハム】新庄監督 CSへ起用法模索「予想書いても当たらんから」 田宮&清宮にはダメ出し

東スポWEB 2024年10月5日 22時44分

日本ハムは5日の楽天戦(楽天モバイル)に3―2で勝利を収めたが、この試合では12日から始まるCSファーストステージに向け、さまざまなテストを試みた。

まず攻撃面ではバントの多用だ。新庄剛志監督(52)は序盤から積極的にバントのサインを連発。初回は2番・田宮や3番・清宮、2回には1番・水谷にもバントを指示するなど各打者に「走者進塁」を徹底させた。

2点リードの5回一死三塁では打者・田宮にエンドランと2度のスクイズを敢行させたものの、いずれも失敗。これにはベンチの指揮官も思わず頭を抱え、厳しい表情を浮かべた。

守備面では3回から次々に各選手の守備位置を変更。「3番・三塁」で先発出場した清宮は一塁に就いた後、5回には再び三塁に。「7番・右翼」で先発した万波は、3回から左翼→中堅→左翼→右翼を順次こなすなど場面に応じた守備位置の変更を行いながら、短期決戦に向けた確認作業を行った。

新庄監督は試合後、この日の選手起用や采配について問われると「今日、明後日(7日楽天戦)ぐらいしか、本番さながらの生きたボールでの練習はできないから」と趣旨を説明。その上でエンドランと2度のスクイズを失敗した田宮については「ああいう失敗していたら、代打でいろんなことができる子を使います。仕方ない、それは。(短期決戦で)後悔はしたくないから」と厳しい口調で猛省を促した。

ただ、この日先発・加藤貴の後に北山、金村と先発投手を救援で起用し、両投手が好投を見せた点については「このパターンいいんじゃない。(CS)1戦目から。3人使っていいんじゃない」とニヤリ。「(金村、北山の救援は)久々に見れたなと思って。(起用法を)迷いますよね。まあまあ、見といて。予想書いても当たらんから。予想に従いたくないタイプだから」と不敵な笑みを浮かべ、CSでの救援起用に含みを持たせた。

また、この日8回に決勝本塁打を放った清宮に対してはいつもと変わらず「ホームラン? 最初のエラーでしょ」と2回に犯した三塁守備での失策を指摘。「すぐ(あのエラーで一塁に)代えたでしょ。あのエラーがなかったら、リトルビット褒めてあげてもいいかなと思ったけど…」と独特の表現で愛弟子の奮起を期待していた。

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