Infoseek 楽天

【スターダム】ワールド王者・中野たむ 鈴季すずとの死闘制しV2「お前、マジで頭おかしい」

東スポWEB 2024年10月5日 23時14分

女子プロレス「スターダム」のワールド王者・中野たむが、鈴季すず(22)を下し、2度目の防衛に成功した。

昨年11月の大阪大会で当時王者だった中野は、同年の「5★STAR GP」を制した鈴季の挑戦を受ける予定だった。だが、自身の負傷で王座戦は中止に。遺恨が勃発してから11か月がたった5日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会で中野は同王座をかけ鈴季を迎え撃った。

試合開始のゴングが鳴っても両者はコーナーから動かずにらみ合った。約2分後、ようやく動き出すとグラウンドの攻防を展開。一歩も譲る気のない2人は場外戦でも激しくぶつかり合う。中野がプランチャを放つと、鈴季も場外に設置したテーブル目掛け奈落式ドルフィンバスターを決め、一進一退の攻防を繰り広げた。

20分過ぎ、鈴季のハイキックを避けてバックドロップを見舞い、王者ペースに。必殺のバイオレットスクリュードライバー(変型ファルコンアロー)をカウント2で返され驚いた表情を浮かべたが、バイオレットシューティング(ランニングニー)で鈴季の動きを止めた。最後は渾身のトワイライトドリーム(変型原爆固め)で3カウントを奪った。

マイクを持った中野は「おい、クソギャル! お前、マジで頭おかしい。憎たらしくて狂ってて、バカ強くて、才能にあふれてて、若くて、未来しかない。だからさ、一番大嫌いな女にチャンス潰されて諦めるようなヤツじゃないだろ、お前は。たむは、お前の挑戦ならいつだって何度だって受ける。だからまた挑戦しにきて!」と再戦を求めた。

すると鈴季から「負けた…。認めるよ。だけどな、おめえのビンタで鼓膜破れてるから、今のお前の言葉、何も聞こえなかった。でも、お前の憎たらしい顔で大体想像はつく。たむロード第2章、楽しみにしてるね」と中指を立てアピールされた。

鈴季を見送った王者は、観客に向かって「今日も長い時間一緒に戦ってくれてありがとうございました。みなさんの温かい声援で私たちは勇気がみなぎってきます。これからも一緒にスターダムを大きくしていきましょう」と呼びかけた。

最後は「宇宙にきらめくたむロードについてこい。ビリーブインたむ!」と合唱し大会を締めた。

この記事の関連ニュース