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【酒飲みの新常識】お酒は肌の老化と直結 カラダの「コゲ」こと「糖化」を促進

東スポWEB 2024年10月6日 10時19分

夫婦で家飲みを控えるようになって数年。逆流性食道炎が改善したり、8キロ痩せたりと、多くのメリットを享受した。夫は特に痩せることはないが、肌にハリが出て、シワもだいぶ改善した。

私も酒を控えてから、肌の調子は非常にいい。ということは、酒は肌に何らかの影響を及ぼすということなのだろうか?

定期的に通う美容皮膚科のドクターに話を聞くと、「お酒は肌の老化と直結します」とのこと。何でもカラダのコゲと言われる「糖化」を促進してしまうらしい。カラダで起こる糖化をカンタンに言うと、体内の余分な糖がたんぱく質と結びつき、たんぱく質を変性、劣化させること。恐ろしいことに糖化が進行すると、老化を促進させるAGEs(糖化最終生成物)という物質が作られてしまうのだ。

このAGEsが蓄積すると肌の弾力が失われ、シワ、くすみ、血色不良などの症状が表面化するという。「男なんだから、肌なんてどうでもいい」と思うかもしれないが、AGEsは肌だけではなく、骨のコラーゲンを硬化させ、骨折しやすくしてしまうので注意が必要だ。

予防はやはり酒量を減らすのが一番だが、そうすぐには実践できない。そんな人には糖化を予防する抗糖化作用があるワインがおすすめだ。また揚げ物は糖化を促進してしまうので、できるだけ焼く、蒸す、生のシンプルな調理法で作ったつまみを選ぶのが望ましい。どうしても揚げ物が食べたい時は、レモンや酢を少量かけること。クエン酸の効果で、AGEsが半減すると言われている。食事で栄養素を補いきれない場合は、抗糖化作用が期待できるビタミンB群のサプリメントを摂取するよう心がけよう。

ここまでキッチリ守るのは難しいが、さらに酒量を減らし、食べ物にも気をつけるようになった夫。女子社員からも肌を褒められ、まんざらではないようだ。欲が出たのか、最近は近所の美容皮膚科でシミ取りレーザーまで受ける「美容おじさん」になっている。

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