ギャンブラーや詐欺師などは、大切なシーンでは決して相手に自分の心の奥を見せない。いわゆるポーカーフェースだ。しかし、普通の人は、注意していれば、目の動きに気持ちが表れている。
まず、眼球の動きが速い人は、相手の心を読むのが得意。常にあちこちに注意を払い、その場の気配を上手に察知し、状況に合った行動をとれる人といえる。職場や集団の中では人づきあいが必要なポジションで活躍するだろう。
反対に、眼球の動きが鈍い場合は、のんびりした性格で、自分のペースで黙々と生活するタイプといえる。
また、日頃の生活で、上目遣いをする人がいる。まともに相手の顔を見ないで、顔は下に向けたまま上目遣いで人を見るのだ。このタイプは、何かにつけて相手を無視したり、他のことを考えていることが多い。
話をしながら下目遣いに左右をチラチラと見る人もいる。この人は胸に一物あるタイプで、いろいろとたくらみが多い。または、人の話の裏ばかりを考える傾向がある。
人の目を正視できないのは、極端な恥ずかしがり屋か、心が小さい人が多い。自分の気持ちを表現するのが苦手か、本心を見せたくないと考えている。
心身が疲れた時にまぶたがピリピリ動いてしまうことは誰にでもあるが、話をしながらまばたきを繰り返すのは神経質な人、または体が弱い人である。心が動揺している状態でウソをついているケースもあるので注意してほしい。
◆ジャン・ルイ・松岡 早稲田大学卒。人相、手相、占星術、四柱推命術などを学び、著書に「動物性格占い」「誕生花&誕生石物語366」「血液型別星占い」などがある。