ボクシングの元世界２階級制覇王者・亀田和毅（３３＝ＴＭＫ）が、自身のユーチューブチャンネルで視聴者からの質問に回答。かねて対戦を希望する世界スーパーバンタム級４団体統一王者・井上尚弥（３１＝大橋）について言及した。
和毅は現在、ＩＢＦ世界フェザー級王者アンジェロ・レオ（米国）への挑戦を目指して交渉中。「フェザー級で日本人チャンピオンというのはホンマに少ないから。バンタム、スーパーバンタムまでが日本人は多いけど、これ以上、上になってくると米国人、英国人やら向こうの強いのがバンバン出てくるから。日本人には壁が厚い。そういう階級に挑戦できてチャンピオンになれるのは気合入るよな」と強い意欲を示した。
一方で、和毅は視聴者からの「井上尚弥選手が階級を上げてきたらどういう戦い方で勝ちたいですか？」との質問に「どういう戦い方って、まず上げてもきてないし。まだ分からへん。まだ、ずっとスーパーバンタムでやるとか言うてるし…」と前置きした上で、次のように答えた。
「俺が逆（の立場）やったら、すぐ上げるな。だって、相手おれへんもん。強いやつおれへんやん、スーパーバンタムで。それをずっと防衛戦を重ねる…何のために重ねるの？って、俺はなるよな」。現時点でフェザー級転向には慎重な姿勢を貫くモンスターに、疑問を呈していた。