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佐藤心結 怒涛の猛追で逆転!プロ3年目で涙のツアー初優勝「自分もいずれは海外に行きたい」

東スポWEB 2024年10月6日 19時35分

国内女子ゴルフの「スタンレー・レディスホンダ」最終日(6日、静岡・東名CC=パー72)、首位タイから出たプロ3年目の佐藤心結(21=ニトリ)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算15アンダーでツアー初優勝を果たした。

2番パー4をボギーとし、一時は首位と3打差になったが、後半は圧巻のプレーで逆転した。11番パー5でバーディーを奪うと、14~17番は怒とうの4連続。グリーンを外した16番パー3はチップイン、17番パー4は10メートルを沈めた。2位と2打差をつけて最終18番パー5を迎え、ウイニングパットを決めると、両手を掲げてガッツポーズ。歓喜の涙があふれてきた。

高校3年時にアマチュアとして出場した2021大会は、優勝した渋野日向子らとのプレーオフに敗れ、悔し涙を流したが、〝リベンジ〟にも成功。佐藤は「優勝が決まった瞬間は本当に信じられなくて、実感がなくて、最終ホールもずっと足がガクガクになりながらやっていたので、なんか優勝決まった時は、本当に実感がなくて、でも、今(会見時)は実感がわいてきて、優勝したんだなという、うれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。

プロ1年目からシードを獲得したが、2003年度生まれのダイヤモンド世代の同期である川崎春花(村田製作所)や桜井心那(ニトリ)に優勝で先を越され、今季は竹田麗央(ヤマエグループHD)が初優勝からメジャー2勝を含む一気に7勝をマーク。同世代に追いつきたいところだったが、今季は17試合で予選落ちを喫し、大会前のメルセデスランキングは84位。シード落ちのピンチも、自ら力で取り巻く状況を一変させた。

竹田のように初Vをきっかけに、一気に複数回優勝をつかむ選手も少なくない。その一人となるか注目される佐藤は「2勝、3勝を目指して、最終的には海外メジャーとかを見据えながらやっていきたいし、今年の(米ツアーの)最終予選会にエントリーしているプロも多いので、すごく刺激になっている。自分もいずれは海外に行きたい」と目標を掲げた。

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