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【GLEAT】中嶋勝彦 UWF王座防衛で船木誠勝と共闘「プロレス界の地形を変えられるかも」

東スポWEB 2024年10月6日 22時10分

GLEATのLIDET・UWF世界王者を保持する〝××スタイル〟こと中嶋勝彦(36)が、挑戦者・船木誠勝(55)を退け、初防衛に成功した。

2人は6日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会で激突。9月29日大阪大会での前哨戦で王者はスリーパーホールドで絞め落とされているだけに、この日も警戒している様子で組み合った。だが、序盤にアンクルホールドを決められ、エスケープで1ポイント奪われてしまう。

その後もポイントを奪い合い一進一退の攻防を展開したが、8分過ぎに試合が動いた。中嶋がフルスイングの掌底でダウンを奪うと、船木の得意技・チキンウイングフェースロックで締め上げ一気に攻め込んだ。最後はスリーパーホールドが決まり、レフェリーストップで勝利を収めた。

試合後、船木に一礼した中嶋はマイクを持ち「俺は今日、命を削る覚悟でこのリングに立った。それは相手が船木誠勝だから。今日は一瞬のまぐれだよ。そして今日戦って思ったことがある。船木さん、俺と一緒に戦ってくれませんか? あなたと一緒なら、プロレス界の地形を変えられるかもしれない。よろしくお願いします」と共闘を申し出た。

手を握り返した船木からは「力の限り自分も後押しします」と承諾され、観客から拍手を送られた。

2人でバックステージに現れると船木から「(アントニオ)猪木さんも道を外すことを、いつもいいとしてくれました。それがまた新しい道になれば、それでいいと思います。だから迷わず行けよ。行けばわかるさ。倒れても、また立ち上がって歩けばいい」と熱いメッセージを送られた。

神妙な面持ちで船木の言葉をかみしめた中嶋は「我々は戦い続けます。このベルトを持って行かなきゃいけないところがあるしね」と不敵な笑みを浮かべた。

最後には船木から「1、2、3」と声をかけられると、2人で〝サイレントダーッ〟を決め、売店に向かった。

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