ＧＬＥＡＴがＬＩＤＥＴ・ＵＷＦ世界王者の〝××スタイル〟こと中嶋勝彦（３６）に全権委任だ。６日の大阪大会ではレジェンドの船木誠勝（５５）を退け初防衛に成功。試合後は船木に共闘を申し込み、バックステージでは船木の「１、２、３、」の掛け声から２人で〝サイレントダーッ！〟を決めた。
そんな王者の姿に、鈴木裕之社長は「最初、新生ＵＷＦとか第２次ＵＷＦとか言われてたんですけど、いわゆるＬＩＤＥＴ・ＵＷＦっていうのを彼はつくってくれてると思ってるんです。そういう意味ではよくやってくれてる。今年デビュー２０周年っていう節目にフリーとして上がって、メインを張ることへのプレッシャーに耐えながら難題に立ち向かってくれてるってのはすごい」と賛辞を贈る。
次の挑戦者について、鈴木社長は「まだ何もわからないですね。思いがけないとこから挑戦者が来るかもしれないですし、彼が誰と戦いたいとかっていうのがあれば聞きますし」と中嶋の判断にゆだねた。ただし、王者であることが条件だ。「自由勝手に言えるっていうのは王者の権利。ここから彼の責任として、どこまで好きにやって、追求していくことができるかですね」。王者でいる限り好きにできるというが、どんな防衛ロードをつむぐのか注目だ。