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【オリックス】中嶋監督電撃退任で揺れる後任問題 内部昇格にも慎重論

東スポWEB 2024年10月7日 11時0分

オリックスに激震が走っている。中嶋聡監督(55)が6日のシーズン最終戦となった楽天戦(楽天モバイル)後、今季限りでの退任を表明。球団フロントはこれまでの功績を評価して9月に続投を要請していたが、返事を保留し、最終的にユニホームを脱ぐ決断をした。

4連覇を狙った就任4年目の今季は故障者続出もあって63勝77敗3分けで5位に終わり、低迷の責任を取る形となった。球団関係者は「9割くらいは続投が既定路線だったが、ヘソ曲がりなところもあるし、責任感が強いので、最後まで何が起きるか安心はできなかった。監督の中では前から決めていたんだろう」とため息をつき、別の関係者は「おかしいとは思っていた。フェニックス・リーグや秋季キャンプ、台湾ウインター・リーグの話は進めていても監督の個人的な部分の話が進んでいなかった。またコーチ陣から決めないといけない」と頭を抱えるしかない。

気になる次期監督については「ウチはおそらく内部昇格になるんじゃないか。ファンが納得するかもあるけど、勝てるかどうかが大事。中嶋監督だって最初は地味な印象だったけど、これだけ勝てた。中嶋野球を継承してくれないといけない。外部からだとリセットされてしまう」とみている。

名前と実績なら田口外野守備・走塁コーチとなるが、7日に退団が決定し、参謀役だった水本ヘッドについても「監督が呼んできた経緯があるので1人だけ残ってくれるかどうか…。いずれにしてもしばらく時間がかかる」と悩ましげだった。

栄華を極めたオリックスが3連覇後に直面したまさかの難題。再び転換期を迎えることになった。

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