J1磐田が残留に向けて厳しい戦いを続けている。3シーズンぶりのトップカテゴリー復帰した今季だが、消化試合に数に差があるとはいえ、降格圏の18位に沈む状況だ。
1―2で敗れた6日のホーム・広島戦後、浜浦幸光社長名で声明を発表。「現在、降格圏内から抜け出せていない厳しい状況にあります。本日(6日)の試合結果を含め、皆様のご期待に応えることができず、多大なるご心配をおかけしていることを、クラブを代表して深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
その上で「残り6試合、1試合も落とせない状況ですが、横内昭展監督の指揮のもと、クラブの誇りを胸に、クラブ一丸となって、最後の1秒まで戦い抜き、必ずJ1残留を掴み取ります」と宣言。最後に「皆様の応援こそが、選手たちに立ち向かう力を与え、苦しい局面でも勇気をもたらしてくれます。どうか共に戦い、選手たちに力を与えてください」と呼びかけた。
声明を発表するほどの状況ということ。6日の広島戦後、横内監督がスタンドの一部サポーターと言い合い、選手たちになだめられて引き揚げる事態も起こり、SNS上ではその様子を収めた動画が拡散している。低迷するチームで度々見られてきた光景だが、磐田は残留でフラストレーションをためるサポーターを納得させることができるのか。